2023年4月18日火曜日
井戸水再生 その1
ドリームランドの庭には、おしゃれな水道設備が4か所、
水道設備と散水機が併設されたものが5ヶ所の計9ヶ所の水道設備が配置されていますが、これらはすべて井戸水により賄われています。
ですから、井戸水を給配水するポンプシステムが入っている小屋が庭の片隅に建っています。
小屋の左側外に深井戸用水中ポンプが埋まっており、この水中ポンプで吸い上げられた井戸水は一旦小屋の中にある黄色のタンクに溜められます。
次に黄色のタンクに溜められた井戸水は、タンク右横下にある浅井戸用ポンプで庭の各部の水道設備に配水する仕組みになっているようです。
ところが、オーナーさん曰く、『7年くらい電源を入れてないから動かんかもね』でした。
オーナーさんのおっしゃる通りで、何度か主電源を入れてはみたものの、ブ~ンという低い音が定期的にするものの井戸水は一滴も出てきませんでした。
しかし、これが動かないとなるとこの広い庭の植物たちへの散水作業は大変なことになりそうだし、水道代も結構なものになるでしょう。
・・・
いろいろとググっているとポンプの呼び水が枯れているのではとの情報を目にし、さっそく呼び水を入れる位置を確認し入れてはみたものの結果は同じでした。
半ばあきらめていましたが、何度かググっていると『ポンプの羽根車が井戸底の砂を巻き上げたり、カナケ分やカルキの沈着などによって動かなくなっている』との情報を得ることができました。
で、さっそく羽根車の部分を分解してみることにしました。
蓋を外すとポンプの心臓部分『羽根車』があらわになりました。
そして、情報通り、この羽根車、指で押しても引いてもピクリとも動きません。
そこでマイナスドライバーを当て少々力を入れるとクッと微動します。
右回りに、左回りにと交互に微動させていくとそのうちに指でもクルクルと回せるようになりました。 \(^o^)/
さっそく、組み立てなおし、大きな期待を持って主電源をONしました。
・・・
数分待ちましたが、結果は同じでブ~ンという低い音が定期的にするものの井戸水は一滴も出てきませんでした。
『何でか~ モーターの故障ならあきらめかな~』などと思って再度分解して思ったことは、『蓋を外した状態では指で軽く押しても回るから、この状態で主電源を入れたらどうなるのかな~』でした。
蓋をせずに主電源を入れてみると、今度は勢い良く羽根車が回るではありませんか。
モーター生きてました。\(^o^)/
蓋を付けると動かなくなったということは、羽根車の蓋にもカナケ分やカルキの沈着があり、この沈着成分が羽根車と摩擦を起こしているのではないかと思われました。
そこで、今度は羽根車の蓋を磨いて再挑戦することにしました。
さらに、蓋を一気に閉めるのではなく、ボルトを少し締めては電源を入れ羽根車が回ることを確認しながら徐々に蓋を閉めてゆきました。
最後に、しっかりと羽根車の蓋を閉め、呼び水を注ぎ、主電源をONにすると、今までとは異なった音が聞こえてきます。
やりました、7年振りの井戸水の出水です。ヽ(^。^)ノ
散水機も、ホースの劣化した部分を切り取り、蛇口につなぎ直し、散水機の調整部のネジを微調整すると散水しながらぐるぐると回り始めました。
散水機の復活です。ヽ(^。^)ノ
散水機が動けば、夏の暑い時期も庭の植物たちに、たっぷりと水を与えられるでしょう。ヽ(^。^)ノ
・・・
んっ、ちょっと待てよ、この出水は黄色のタンクに残っていた7年前の井戸水を浅井戸用ポンプで配水しただけで、井戸本体から黄色のタンクに給水するには深井戸用の水中ポンプが稼働しなくては問題解決にはなりませんよね ・・・ (-_-;)
・・・
当然のことですが、深井戸用水中ポンプも浅井戸用ポンプもメーカーさんはメーカーメンテを基本としており、個人のメンテや修理は、すべて自己責任となってしまいます。
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