2024年1月28日日曜日

簡易オフグリッドに挑戦 その2

 

 

 

 前回の挑戦でガレージの屋根では東側の山が邪魔をして昼になるまでまともに日光が当たらずソーラーパネルの設置は非効率であることが分かりました。

 そこでソーラーパネルの設置場所をあれこれ物色している中で、井戸ポンプ小屋と薪棚付近が候補の一つとして上がってきました。

 この場所の電源は家屋側の電源と別契約になっているので当初よりオフグリッド化を検討していた場所です。

 早速ポータブル電源での動作の可能性を実証するために井戸ポンプ小屋の分電ボックスを開け、商用電源とポータブル電源を手動で切り替えるためにDCS切換カバースイッチを設置しました。

 試しにDCS切換カバースイッチにポータブル電源を仮接続し庭園内の水道の蛇口を開栓すると浅井戸用ポンプが稼働し344Wの出力が表示されました。

 ドリームランドの井戸水用ポンプシステムのイメージ図は下記のとおりです。

 まず、(1)の深井戸用水中ポンプで、井戸水(地下水)を地中から汲み揚げ、(2)のタンクに溜めます。

 次に、(3)の浅井戸用ポンプで(2)のタンクに溜められた井戸水を水道設備まで配水します。

 また、深井戸用水中ポンプは水位センサーでタンクの水が少なくなったことを感知して動き出します。

 ですから、タンクの水を排水し深井戸用水中ポンプを稼働させると617Wの出力が表示されました。

 その状態で、水道の蛇口を開栓し浅井戸用ポンプも稼働させると942Wの出力が表示されました。

 深井戸用水中ポンプの617W + 浅井戸用ポンプの344W ≒ 942W ですね。

 

 井戸ポンプ小屋の電源は、下図のように深井戸用水中ポンプおよび浅井戸用ポンプの電源だけでなく庭園内の街路灯の電源にもなっています。

 そこで全ての街路灯とカンナキュートの照明を点灯させると80Wの出力が表示されました。

 4月に街路灯の100Wの電球を全て8WのLED電球に交換した成果が数値として得られました。

 

 次のグラフは、井戸ポンプ小屋の各月の使用電力量です。

 使用量の多い時でも9月の46kWhで1日平均約1500Wh、すべての月の平均は1日600Whを下回っています。

 よって、今回利用するポータブル電源(電池容量2160Wh、定格出力2400W、瞬間出力4800W)で簡易オフグリッドが十分可能なようです。

 と言うよりソーラーパネルがフル稼働すると電力量が余りそうです。

 

 と言うことで、場所を井戸ポンプ小屋の電源に変更し簡易オフグリッドに挑戦することにしました。

 次は、ソーラーパネル設置架台の構想・設計・材料調達・架台構築です。

 

 

 

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