2023年6月5日月曜日

スマートWi-Fiプラグによる散水制御

 

 

 以前にも記載しましたが、庭の端に建っている井戸水を汲み上げるポンプ小屋には、写真左側に見られるような浅井戸ポンプの通常使用とタイマーによる自動使用の切り替えスイッチがあります。

 タイマーによる自動使用を選択した場合、写真右側のアナログタイマーを事前に操作・設定することにより毎日一定の時刻に浅井戸ポンプの電源をON、OFFすることが可能となります。

 ですから散水器を設置し蛇口を開栓しておくと、毎日一定の時刻、例えば朝夕の2回1時間の散水を自動で行わせることが可能になります。

 そこで、5月中旬頃より、家庭菜園、移植したばかりのアボガド、幾つかのバラの木周辺の散水をこのシステムを使って朝夕自動散水するように設定していました。

 しかし、5月下旬の台風の影響による雨天時においても当然なことながら、このシステムは健気にそして律儀に朝夕の散水を繰り返すのです。

 しかも、その様子は定点観測カメラによりリアルタイムで観測できるのです。

 晴れている時に自動で散水する映像は、よく頑張っているなと拍手を送りたくなりますが、土砂降りの雨の中で散水作業をしている映像は見るに堪えません。

 かと言って、土砂降りの雨の中わざわざ浅井戸ポンプの電源を落とすためだけに車を走らせるかと問われれば否でしょうね。

 

 前回のブログで記載した通り、定点観測カメラを庭の中央付近に移設させた際にWi-Fi中継器も同場所に移設したため、庭の端に建っているポンプ小屋までWi-Fiが十分な強度で届くようになりました。

 そこで、最近話題になっている家電の電源をスマホアプリで遠隔操作できるというスマートWi-Fiプラグが利用できる環境が整いました。

 さっそくポンプ小屋のアナログのタイマーを撤去し、代わりにスイッチボックスの上においてあるスマートWi-Fiプラグに接続することにしました。

 すると、スマホのアプリ上で電源アイコンをタップすることによりポンプをON、OFF​することができるようになりました。

 アプリのホーム画面を見ると、19時23分現在で池のポンプ(池の水中ポンプ)は灰色のOFF状態、散水ポンプ(ポンプ小屋の浅井戸用ポンプ)は青色のON状態です。

 しかも、散水ポンプ(ポンプ小屋の浅井戸用ポンプ)はスケージュール設定により20時00分にOFFになるように設定されていることが分かります。

 また、アプリ上のスケジュール設定画面を見ると家電、曜日、時刻毎に自動で電源をON、OFFさせる設定を組むことが可能になっていることが分かります。

 しかも、そのスケジュール自体をON、OFFさせることができるようです。

 ですから朝夕の散水をスケジュール設定しておくと、毎朝夕決まった時刻になると散水を始め、決まった時刻になると散水を終わらせることができます。

 このこと自体はアナログタイマーでもできますが、スマートWi-Fiプラグの優れた点は雨天時は、現地に行かなくてもアプリを使って遠隔で散水を止めることもできることです。

 スマートWi-Fiプラグって、何と賢い機器なんでしょう!!

 しかもスマートWi-Fiプラグは1000円程度でアナログタイマーより随分安いのです。

 

  

 そんな賢いスマートWi-Fiプラグですが、設置においては幾つか注意しなくてはならないこともありました。

 なお、これから記載することは、merossのスマートWi-Fiプラグ製品型番MSS110でのことで、他のスマートWi-Fiプラグに当てはまるかどうかは不明です。

 

 merossのスマートWi-Fiプラグの刃を注意深く見ると左の刃の方が右の刃より大きいでしょう。

 家の壁のコンセントも注意深く見ると左の穴が大きく右の穴が小さくなっているはずです。

 大きな穴の方は接地側といって地面につながっており、余分な電圧を外部に逃がす役割をもっています。

 小さな穴の方は電圧側といって電圧がかかっているのはこの小さな穴の方です。

 電圧がかかり過ぎた場合に、大地に電流を逃がす必要があることなどからこのような仕組みになっており、接地側と電圧側が分かるように、さらに間違って逆に差し込めないようにこのようになっているようです。

 ところが、最近の一般的な家電製品は接地側と電圧側を逆に接続しても問題なく稼働できるようになっているので多くのテーブルタップは穴の大きさも刃の大きさも小さい方で統一され逆差しが可能になっているものが殆どのはずです。

 そこで注意1つ目、merossのスマートWi-Fiプラグを使用する場合は、一般的なテーブルタップではなく穴の大きさに大小のあるタイプのテーブルタップを準備しなくては差し込めないということです。

 次に穴の大きさが大小あるタイプのテーブルタップでも刃の方は小さい方で統一されているものが殆どのはずです。

 この事実は、壁のコンセントへの差し込みが左右逆でも差し込むことが可能であり、逆に差し込んだ場合テーブルタップ穴の大きさによる接地側と電圧側も逆になってしまいます。

 多くの電化製品は接地側と電圧側が逆になっても正常に動作するのでこのことを意識する必要はありませんが、merossのスマートWi-Fiプラグは接地側と電圧側が逆になると確実に誤動作します。

 そこで注意2つ目、小さい穴の方が電圧側になっていることを確認する検電器というドライバー型の器具を使って調べる必要があります。

 実は設置当初、merossのスマートWi-Fiプラグが逆差しで誤動作をする認識はなく、さらに検電器を持ち合わせていなく誤動作の連続に悪戦苦闘しました。

 なおドライバー型の検電器は500円前後でホームセンター等で、また穴の大きさに大小のあるタイプのテーブルタップは百均でも購入できます。

 

 

 

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