2024年2月19日月曜日

簡易オフグリッド始動

 

 

 

 白くペイントした板材に分度器の画像をマジックで描き写してソーラーパネルの裏側に設置しました。

 中心に錘代わりのナットを結び付けた紐を付けたのでソーラーパネルの傾斜角が一目で分かるようになりました。

 ソーラーパネル架台に3mの単管パイプ2本を互いに直角方向になるように筋交いとして入れ補強しました。

 煙突やぐらの時もそうでしたが、この補強で微動だにしなくなりました。

 

 肝心のオフグリッドですがテストも兼ねて商用電源からオフグリッド電源にして帰宅しましたが直後に止まってしまったようです。

 庭園内の防犯カメラは今回のオフグリッド電源につながっていますが防犯カメラの履歴を観ると帰宅した日の深夜26時に止まっていました。

 現在このオフグリッド電源につながっている電気機器の一覧は以下の通りです。


1 約350W  浅井戸ポンプ  
2 約620W  深井戸ポンプ  
3 約 60W  街路灯(7W×7個、8W×1個)
4 約  2W  防犯カメラ&無線LAN中継器

 井戸水と街路灯を使わない限り常時接続している防犯カメラ&無線LAN中継器の約2W程度しか電力を使用しません。

 帰宅直前のポータブル電源の容量は確かに低かったのですが、表示では次の日の昼過ぎまで電源がもつ表示でした。

 朝になればソーラーパネルで充電されるので問題はないだろうとの思いで帰宅したのですが ・・・・・

 夜間の防犯カメラは赤外線を照射しているので使用電力が多くなっているのではと思って後日調べてみると夜間は昼間の2倍近い4~5W程度の電力が使用されていることが分かりました。

 なるほど! 夜間は昼間の2倍近い4~5W程度の電力が使用されるから止まったのか ・・・・・

 ついでに街路灯も点けてみると以下のような表示になりました。

 上記2枚の写真を眺めながら不思議なことに気が付きます。
 ポータブル電源の容量が63%で、出力 4Wの時は、稼働時間が24時間で
 ポータブル電源の容量が62%で、出力68Wの時は、稼働時間が12時間です。

 17倍以上の出力差があっても稼働時間は半分にしかなっていません。

 よくよく考えてみるとポータブル電源の容量は2160whですので、出力4Wの時は単純計算で540時間稼働するはずですので変換損失分を考えても実稼働時間が20分の1とオーダーが違いすぎです。

 ポータブル電源に蓄えられた直流を交流に変えるインバータ稼働時にかなり自己消費電力がかかっているのではと思ってざっと計算してみると50W前後の電力が消費されていることが分かりました。

 つまり、4Wの出力時もインバーターの自己消費分を加えて54Wの出力となるわけです。

 さらにポータブル電源のAC100v出力をオンにするだけで電気機器を繋げなくても待機電力が40W程度消費されていることも分かりました。

 

 また、気温が低い日はソーラーパネル一面に霜が降りており、そんな日は10時過ぎまでソーラー発電できません。

 少し暖かい日でも朝はソーラーパネル一面に露が付いており、9時過ぎまでソーラー発電できません。

 そんな日の9時ごろのソーラー発電は、一桁台です。

 ここ数日間のソーラー発電の最高値は275wでした。

 以前テストした時は212Wでしたから傾斜角を加えると発電量は当然大きくなります。

 季節が良くなると更に300Wを超えるのでしょうか? 楽しみです。

 

 今回得られた知見を元に今後より良いオフグリッド構築に向けて試行錯誤していきたいと思います。

 それにしてもオフグリッド構築への道のりは奥が深くて知的好奇心をくすぐられ面白いです。

 

 

 

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。

テラス屋根の製作

       東法面に純白の可憐な花が咲いているので近づいて観るとその一つはシロバナシランでした。  そしてもう一つはスイカズラでした。    さて、4月上旬に コンテナハウス内を整理するために棚を製作しました が、その時に雨を避ける軒のようなものが在...