2024年2月16日金曜日
簡易オフグリッド配線作業
今回はソーラーパネルで得られた電気をポータブル電源に蓄え、ポータブル電源に蓄えられた電気を分電盤に繋げ商用電源の代わりに利用できるように配線作業を行います。
尚これらの作業は電気工事士の資格が必要な部分が含まれます。
ポータブル電源と分電盤との間の配線について以下の通りです。
ポータブル電源のAC出力を分電盤に繋ぐケーブル(VVF2.0 2C)はPF管というケーブルを保護する合成樹脂製の管に入れて地中埋設することにしました。
そのために、このPF管を通すための穴をポータブル電源収納庫にドリルで穴を開けヤスリで広げていきました。
PF管がポータブル電源収納庫の床面から顔を出してきました。
余裕を見て10mのPF管に10mのケーブルを挿入して行くのですが途中で詰まってなかなかうまく入っていきません。
ググってみると2階等の高い場所からPF管にケーブルを挿入し途中で詰まった場合はPF管を鞭のようにしならせると上手く行くとのことでした。
そこで庭園法面の上の遊歩道に登って試してみると面白いようにケーブルをPF管に挿入することができました。
ポータブル電源収納庫側のケーブルの端には刃の形状が左右で異なっていて接地側と非接地側を間違えることのない125V用のキャップを接続しました。
ビスに芯線を巻き付けて止める『のの字曲げ』を久し振りに施工しましたが結構いい感じで出来ました。
上記のキャップをポータブル電源のAC出力ポートに差し込みました。
ポータブル電源のAC出力ポートが左右が逆だと良かったのですが、仕方ありませポータブル電源の後ろからケーブルを回し込みました。
薪棚から分電盤の間の配線は地中埋設にします。
電気設備に関する技術基準を定める省令では『地中電線の埋設深さは、車両その他の重量物の圧力を受けるおそれがある場合においては、1.2m以上、その他の場所においては0.6m以上であること』です。
ただし、PF管を利用した場合の住宅構内の重量物の圧力を受けるおそれのない場所であれば埋設深さについての規程はなく、環境に応じて施工。JIS C3653 6項a)-1)という情報もあります。
既存の埋設ケーブルは少々浅い位置に埋設されていますが、安全策をとることが一番なので深さが0.6m以上になるように掘り増すことにしました。
竹の根が無数にはびこって作業はかなり厳しいものでしたが晩酌のビールを目標にして頑張りました。
しかし、久し振りの重労働に昼食時には早々とアルコール補給をしてしまいました。
エネルギーチャージができたからかは不明ですが昼からはハイスピードで掘り増しを完了させ、無事ケーブルを深さ0.6m以上に埋設することができました。
分電盤には、すでに商用電源とポータブル電源を手動で切り替えるためのDCS切換カバースイッチを設置していましたので、DCS切換カバースイッチの空きに地中埋設されたケーブルの端を接続しました。
最後にソーラーパネルとポータブル電源の間の配線については以下の通りです。
まずは定格出力195W、開回路電圧24.5Vのソーラーパネル2枚を直列に繋ぎました。
2枚程度なら直列の方が簡単で余分なケーブル等を必要としないので楽だと思いますが、複数のソーラーパネルの繋ぎ方をどの様にすると良いかはググってみてください。
上記を3mのMC4延長ケーブルに繋いで収納庫に穴を開けて挿入し、ポータブル電源のソーラパネル入力にMC4ーアンダーソンケーブルを介して差し込みました。
ソーラーパネル、ポータブル電源、分電盤の接続が完了しましたので後は稼働させながら状況確認と実践的な拡張等を行っていきたいと思っています。
なお、通常ソーラーパネルでオフグリッドを実現する場合は、ソーラーパネル、チャージコントローラ、バッテリー、インバーター等を必要としますが、ポータブル電源にはチャージコントローラ、バッテリー、インバーター等が一体化していますので簡易で安価にオフグリッドが実現できます。
最近では安価で容量が大きく安全性の高いポータブル電源が発売されてきていますので安価に家全体をポータブル電源で賄うことができる日もそんなに遠い未来ではなさそうですし、すでに実践されている方も多数おられるようです。
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